ブラックマンデーの背景には、アメリカの貿易赤字の増大があった。あの頃は日本の経済が絶好調であり、日米貿易摩擦なんて言葉もあるほど、日本は嫌われていた。「ヒーローズ」というアメリカのドラマでは、日本人の青年がニューヨークの危機を救うが、ブラックマンデーの頃には、こんな描写は考えられなかった。
ブラックマンデーの名前は、暗黒の月曜日の和名どおり、月曜日に起こったことに由来する。それ以前には、世界恐慌の引き金となった1929年のブラックサウズデーというものが存在する。ブラックマンデーのようなネーミングが2つもある以上、今後も大暴落起きた曜日にしたがって名づけられることになるだろう。
ブラックマンデーの原因には、当時ようやく実用化されつつあったコンピューターによる取引の影響もあるといわれている。当時のプログラムは、ある程度株化の低下が進むと、損失が大きくならないように、売りばかり自動的におこなったらしい。ブラックマンデーの原因はこのプログラムの影響もあるはずだ。
ブラックマンデーから20年以上が経過しているが、この大暴落は、今でも経済市場に残る大事件として記憶されている。関連書籍はいまだに新刊が発行されているし、大学の経済学部では当たり前のようにテキストに「ブラックマンデー」の言葉は掲載されている。それだけ大きな事件だったということなのだ。

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